2006/04/13

Google Calendarと Human Interface Guidelines

Google Calendar のβ版が公開されました。ざっと見ただけなんですが、なかなか使いやすいです。ほかにもいくつか Web Calendar を使ったことがあるのですが、どれも、あっちをクリック、こっちをクリックしないとなかなか目的の操作をすることができません。その点 Google Calendar は一歩先をいってるなぁという感じがしました。

どうしてなんだろうなぁ、と何気に考えていると思い出されるのは「モードでユーザを制限しない」という言葉。そう、Apple の Human Interface Guedelines に書かれている言葉です。プログラム屋さんの目で見ると、その場、その場に適した処理をするためには決められた筋道をとおって、決められた処理をこなしていく必要があり、それを実現する一番確実で簡単な方法が、「モード」を設けて操作を制限することです。でも、そんな事情を知らないユーザにとってみれば、やりたいことができないことほどフラストレーションが溜まるものもありません。だから、その考え方は捨てようね、といっているのですね。この本は。

でも、これを真に受けて業務プログラムを組むと、とんでもない目にあうということも、経験してみないとわからないもので・・・  要は「使い分け」なんですが、なかなかこれが難しい。

ネットでこの本のことを調べてみたら、復刊って盛り上がっているようですね。廃刊になってたの? 知らなかった・・・ 原書を買って辞書を片手にプログラムを組んでたの昭和の時代です(遠い目)。

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